経費精算は経理担当にとってはチェックや管理が大変ですし、申請者にとっても申請作業や承認取得が面倒で、ついつい後回しにして本来の業務を優先してしまいがちですよね。

そんな経費精算業務の悩みを解決してくれる経費精算システムが現在沢山ありますが、その中で期間限定ではあるものの、無料で使えるシステムもいくつかあります。本格導入する前に、まずはどんなものか試してみたいという方にはおすすめです。

経理担当
費用をかけて導入して、社内での評判がよくなかったり業務効率の効果がいまひとつだと困るし、無料のお試しがあるのはありがたいわね。でも経費精算システムはたくさんあるみたいで、どれを選べばよいのかわからないわ。

専門家

経費精算システムは沢山ありますが、それぞれ特徴や強みも異なります。無料のお試しといえど、導入を見据えて、自社にぴったりのシステムを見つけたいですよね。今回は5つの経費精算システムを分かりやすく徹底比較していきます。

無料の経費精算システム5選の機能比較表

完全に無料もしくは一定期間のみ無料で使える経費精算システム5社の機能を下記にまとめました。それぞれのシステムの特徴や強みを一目でご覧いただけるかと思います。

結論から申し上げますと、完全に無料で使える経費精算システムはDr.経費精算だけです。
その他のシステムは30日間など一定期間のみ無料となります。

Dr.経費精算 ジョブカン経費精算 MFクラウド経費精算 eKeihi Staple
無料お試し期間 30日間 30日間 1か月 30日間 30日間
月額費用 0円〜 400円/1名 基本料金+500円/1名~(30名までの場合) 580円(クラウド型で50ユーザーの場合) 600円/1名(スタンダードプラン)
領収書自動入力 オペレーター入力のため99%の入力精度 × OCR+オペレーター(手書き領収書のみ) OCR OCR
交通系ICカードとの連携
クレジットカードとの連携 ×
※専用のカードが必要
電子帳簿保存法への対応 〇※オプション機能 ※オプション機能 ※オプション機能 ※オプション機能

経費精算システム5選のそれぞれの特徴を徹底解説

それでは、これら5つの経費精算システムの特徴を下記に詳しくまとめていきます。

高度な機能と万全のサポート体制が魅力!「Dr.経費精算」

株式会社 BearTail (ベアテイル)が運営するDr.経費精算は、さまざまな機能が充実した、調査会社からも高評価を得ている経費精算システムです。一流企業も多く導入しており、信頼度の高さも魅力です。

「Dr.経費精算」では、経費精算の入力を楽にしてくれる機能が大変充実しています。

・仕訳やFBデータの自動作成
・会計ソフトとの連携
・交通系ICカードや乗換案内との連携
・クレジットカード利用明細の取り込み
・不正申請へのアラート
・過去の申請から勘定科目やルートなどを予測する自動学習機能
・定期券区間の控除、プライベート利用分の除外機能
・仮払い管理
・日当・手当の自動計算
・電子帳簿保存法への対応

特筆すべきは、Dr.経費精算では領収書はスマホなどで撮影すれば、あとは24時間365日体制オペレーターが代行して入力してくれます。そのため、
OCRやAIを使用したレシート読み取り精度より遥かに高い精度での入力が可能になります。

全体的に高機能で、経費精算の手間をとことん省けるため、経費精算の量が多く、業務量を大幅に減らしたい企業にはDr.経費精算はおすすめできます。機能またサポートも手厚く、専用の導入担当が付き初期設定や導入説明会も行います。
経費精算のために人材コストがかかっていたり、書類の保管費用がかかっているなどの場合は、利用料を差し引いても多くの費用削減が見込めるようです。

Dr.経費精算の詳細については下記公式サイトをご覧ください。

公式サイト/Dr.経費精算

コストを抑えたいならこれ!「ジョブカン経費精算」

株式会社Donutsが運営する「ジョブカン経費精算」は、勤怠管理やワークフローといったバックオフィス支援システムの「ジョブカンシリーズ」の経費精算システムです。

ジョブカン経費精算の最大の魅力は、何と言ってもコストの安さ月額1ユーザーあたり400円で使用でき、初期費用もかからないため、コストをなるべくかけずに効率化したい方におすすめです。

手頃なお値段で利用できるといっても、便利な機能はきちんと揃っています。

・仕訳データ・FBデータの自動作成
・交通系ICカードの読み込み・乗換案内の連携
・会計システムとの連携
・電子帳簿保存法への対応
・スマホなどへの承認通知機能

領収書の自動入力機能、クレジットカードとの連携機能がないという点は、他社と比較するとデメリットではありますが、領収書の量がさほど多くなく、コーポレートカードも利用していないという場合であれば、これらの機能で十分と言えるでしょう。

また、画面操作の分かりやすさの面でも評価が高く、他のワークフローや勤怠管理といった社内の管理系システムを「ジョブカンシリーズ」で統一することで、さらに便利に利用しやすくできるのも魅力です。

ジョブカン経費精算についての詳細は下記記事をご覧ください。

さまざまなサービスとの連携が魅力!「MFクラウド経費精算」

株式会社マネーフォワードが運営する「マネーフォワード(MF)クラウド経費精算」は、経費申請の手入力を省くための機能が充実し、価格もリーズナブルなバランスの良い経費精算システムです。

強みは、外部サービスとの連携が他社に比べ大変充実している点です。交通系ICカードやクレジットカードはもちろん、ETCカード、電子マネー、JAL/ANAのアカウント、さらには楽天トラベル、一休.comなどの宿泊予約サイトとも連携することができるので出張精算も楽々です。

他の主な機能としては下記の通りです。

・自動仕訳/FBデータ作成
・会計ソフトの連動
・申請内容の自動チェック
・経路検索
・自動車燃料の計算
・経費分析機能
電子帳簿保存法への対応(オプション)

デメリットとしては、領収書はOCRによる自動入力、手書きの領収書についてはオペレーター入力が対応していますが、OCRについては処理速度は速いもののまだまだ精度が低いのと、オペレーター入力は別途料金がかかるため、全てオペレーター入力のDr.経費精算に比べると修正の手間が発生してしまうようです。

また、電子帳簿保存法についても、オプションプランへの加入(月々+200円~)が必要という点も押さえておかなければなりません。

出張精算が多い企業では、鉄道・航空・宿泊のデータと連携できるマネーフォワードクラウド経費精算は大きな業務削減効果を発揮するのではないでしょうか。

マネーフォワード経費精算についての詳細は下記記事をご覧ください。

実績多数・オンプレミス型も選べる!「ekeihi」

イージーソフト株式会社が運営する「ekeihi」は、2200社以上が導入しているシェアNo.1を誇る経費精算システムです。ekeihiの大きな特徴は、クラウド型だけではなく、自社のサーバーにシステムを組み込む「オンプレミス型」も選択できる点。
初期費用や年間の保守費用はかかりますが、月額料金が無いため、長く見ればオンプレミス型の方がお得な場合もあります。

ekeihiの主な標準機能は下記の通りです。

・ICカード読み込み
・駅すぱあとと連動
・定期区間自動控除
・日当自動入力
・仮払い申請対応
・会計ソフト連携
電子帳簿保存法への対応(オプション)

ekeihiは15年以上もの実績があり、導入企業数も多いことから信頼感も抜群。定期的にセミナーも開催しており、導入前にじっくりと検討ができます。
オプションになりますが、稟議書や通勤費申請など、あらゆる社内の申請書類も簡単に作成することもできるので、ekeihiだけで社内の申請手続きが済ませられるのは便利ですね。

クラウド型では50ユーザー以上が必要なこと、領収書の入力はOCRのみで精度があまり高くなく、修正の必要が出てくるなど、デメリットもありますが、充実した連携機能や自動入力機能、チェック機能により大幅な業務削減が期待できるのではないでしょうか。

ekeihiの詳細については下記記事をご覧ください。

洗練されたインターフェイスとスマートさが魅力!「Staple」

StapleサービスHP

クラウドキャスト株式会社が運営する「Staple」は、グッドデザイン賞を受賞した使いやすく洗練されたインターフェイスや、AI・スマホ・プリペイドカードを利用したキャッシュレスでスマートな経費精算ができるクラウド型の経費精算システムです。

Stapleの主な機能です。

・交通系ICカードとの連携
・OCRによる領収書の読み取り
・Slackと連携したリアルタイムの承認機能
・弥生会計との連携
・銀行振り込みデータの自動作成

弥生会計を利用していれば「Staple for 弥生」を無料で利用できるほか、楽天銀行法人ビジネス口座をお持ちなら、5名までならStapleを無料で利用できるという、少人数の企業には嬉しい料金プランもあります。スタンダードプランでも初期費用無料で(初期設定サービスはオプションで有料)1名につき月600円で利用できます。

注目すべきは2019年に誕生したばかりのプリペイドカード「Stapleカード」。社内で承認された金額がチャージされ、クレジットカード機能もついているので、世界中の加盟店で利用できます。立替払いが発生しない分の支払い作業がカットされ、さらなる作業効率化が期待できます。

指定の外部サービスやプリペイドカードを利用すれば便利に利用できますが、すでに利用している外部サービスがある場合には切り替える必要もあるため、大企業の場合はなかなか導入がしづらいかもしれません。

中小規模で一からキャッシュレス化に取り組もうという企業であれば、価格も安く始めやすいのではないでしょうか。

Stapleの詳細については下記記事をご覧ください。

経費精算システム選び方のポイントは?

電卓

このように同じ経費精算システムであっても、それぞれ少しずつ特徴が異なることがお分かりいただけたかと思います。自社の規模や経費処理のボリュームに合ったものはどれか、必要な機能はどれか、また使いやすいシステムはどれなのか、無料お試しの他、無料見積もりやセミナーなども利用し、検討を重ねていくとよいでしょう。

無料の交通費精算システムに関しては下記記事をご覧ください。経費精算システム選びで押さえるべきポイントや導入までの流れも解説しています。

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